技術紹介

 

当社の技術的特徴

次世代カラーパネル概要 |技術仕様| 従来品との比較

次世代カラーパネル概要

現状の業界レベル:位相変調デバイスは波面制御や赤外線を用いた回折格子などに用いられているが、アドレスモードに関しては機械式から電気式(たとえばガルバノミラー方式からLCD方式)へ、駆動周波数に関しては現状の50~60Hzより一段と速いものが、さらに透過光モードで使用可能なものが求められている。しかしアドレスを電気式に、またLCDを用いた高速駆動を考えるとき、従来液晶の有する“立ち上がり、立下りともに遅い応答特性”が(第1図参照)がその実現を阻んできました。

図1
第1図 ※画像をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。

従来パネル(b)では駆動周波数により透過光強度(矩形波特性)が100Hzまで大きく変化する一方、AFLCパネル(a)では500Hzまでほとんど変化がないことが分かります。

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技術仕様

FSCモードは1絵素をR,G,BのLEDを時系列的に照明しながら、 これに同期させつつR,G,Bの画像情報を書き込む方式です。  従来の表示方式に比較して、画素数が1/3ですむことにより駆動 ICの数も1/3に削減されます。それと共に、フィルターでのバックライト光のロスがない分照明用の電力は1/3~1/5に低下します。 液晶の螺旋構造は狭いギャップ(約1μm)で解除され、表面安定 化反強誘電性液晶状態となります。

技術解説
※画像をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。

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従来品との比較

これまで当社はこれらの壁を破るべく、駆動と新しい液晶材料 AFLC と駆動波形に着目し、昨年までに液晶材料を改良しながら有効視野領域 10mm × 15mm、駆動ライン 32本×データライン 64本、単純マトリックス駆動で駆動周波数180Hzの FSC 駆動という困難な目標を達成実現してきました。(第1図、第2図、添付資料1 参照)

単純マトリックス駆動 FSC モードでのデモ表示
第2図 単純マトリックス駆動 FSC モードでのデモ表示

今回の試作品は、これらの経験と結果をもとに、より高い付加価値のアイテムとして(1)従来のデバイス品と比較して1ケタ以上高い“高速性”(フレーム周波数 800Hz 超)と(2)赤外線通信などで重要な回折特性を確保する“高精細”(目標ラインアンドスペース 200本/mm)を同時に付与する2次元デバイスを試作します。

これらを実現するために

  1. 液晶材料として自発分極を有するより高速な反強誘電性液晶のブレンド
  2. 透過モードと高精細の2つを同時に実現するために、ITO材料を用いるときのエッチング条件の確定
  3. 高速応答実現のための(従来より約5倍以上速い)新規なダイナミック駆動波形の開発

の3つを具体的な技術目標としています。